月別 アーカイブ

HOME > ブログ > コラム > クライミングとは何か

ブログ

< ボルダリングの歴史  |  一覧へ戻る  |  ボルダリングの魅力 >

クライミングとは何か

「登る」ということ
 「なぜエベレストに登るのですか」
「山がそこにあるからさ」
ジョージ・マロリーが残した有名な言葉ですが、その意味のわからなさでも有名です。
要するに、山に登ることに「理由などない」ということなのでしょうか。
わからないものは仕方ないので、「山に登る理由は人それぞれ」とでもしておくほかはありません。「いい空気を吸うため」「自然と触れあうため」「身体をきたえるため」「自分を見つめ直すため」……いろいろあっていいのではないでしょうか。
ただ、そういった別の目的をもつのではなく、「登ることそのもの」を純粋に目的とするようなスタイルがあります。ここでは、そういうスタイルの登り方を「クライミング」ととらえて見ていきます。
 
ロッククライミング
 どんな登山にも、多かれ少なかれ困難さはあります。困難さがもっとも少ない登山は「山歩き」です。低い負荷で、自然や仲間との交流を楽しみます。
 しかし、「登ることそのものを目的とするクライミング」は、その対極にあります。もちろん、初心者と上級者とで程度にちがいはありますが、あえて困難を自らに課し、それを克服しながら登り切ることを「おもしろい」とするクライミングです。
 「ロッククライミング」こそ、まさしくそういうクライミングです。
 
ロッククライミングとは
 ロッククライミングは「岩壁登攀」、つまり「岩壁を登ること」です。
 広い意味では、アイガー北壁など、危険で困難な岩壁を登るもの(アルパイン・クライミング)も含まれます。
 ただ、そういう遭難リスクが高いものはごく一握りのプロ向け。ふつう、ロッククライミングといえば、もう少しハードルの低い岩登りを指します。1940年代にアメリカのヨセミテなどで始まったものが今日に至っています。そのため、ヨーロッパで発展したアルパイン・クライミングの用語にはドイツ語が多いのに対し、ロッククライミングの用語は英語が中心です。
 
ロッククライミングのいろいろ
 ロッククライミングは、さらにもう少し細かく分類されます。
 まず、「エイドクライミング」。「人工登攀」と訳され、ボルトやアブミ、ロープなど支点支持具を多用するものです。1960年頃までは、こちらが主流でした。
 しかし、岩にやたらとボルトを打ち込むと、そのルートは「楽勝」になってしまいます。つまりクライミングの「困難さ」がそこなわれ、したがって「おもしろさ」が失われてしまうわけです。
 そのような反省から生まれたのが、できるだけ道具を使わない「フリークライミング」でした。
 
フリークライミングのいろいろ
 フリークライミングにもいくつかのバリエーションがあります。
 まず、転落時の安全対策としてロープを用いるものに、「リードクライミング」と「トップロープクライミング」があります。両者とも、ロープの確保支点としてボルトや自然の割れ目にセットするナッツ、カミングデバイスなどを使いますが、転落時に命綱としてのロープを支持するためのもので、ロープに体重をあずけて登るためのものではありません。
 リードクライミングは、クライマー自身が登りながら支点支持具にロープをかけていき、その他端を崖下にいる人(ビレイヤー)がしっかり握って万が一にそなえるという、2人1組で行うスタイルです。
 トップロープクライミングは、岩壁の頂上(トップ)にしっかりした支点を確保し、これにロープをかけてクライマーにつなげて行います。
 そして、ロープも使わず、専用シューズと滑り止めチョークだけ用いる、もっともシンプルなスタイルが「ボルダリング」です。5m程度までの低い岩壁に登ります。「クラッシュパッド」と呼ばれるクッションを地面に敷くこともあります。
 
アウトドアからインドアへ
 1980年代になると、金属やプラスティック素材でできた人工物のグリップポイントを配置したフリークライミング向けの人工壁、「クライミングウォール」が現れます。競技会などでは屋外に置かれる場合もありますが、基本的には屋内に設置されるようになります。低い壁を登るボルダリングを中心に、クライミングの現場はアウトドアからインドアに移り変わりました。
 こうなると「自然と触れあう」という要素すらなくなります。これこそ本当に「登ることそのものを目的とするクライミング」ということになります。
 インドアのクライミングは、天候の影響を受けず、一日中どんな時間でもできます。また、グリップポイントの配置をさまざまに工夫することで、容易に難易度を調整したり、ゲーム性を演出したりできます。これらは自然の岩壁にはないメリットです。
 人工のクライミングウォールのそのような特性から、クライミングは競技として成立しやすくなりました。そのため、2000年代には国内でもさまざまなコンペティションが行われるようになり、国体(国民体育大会)でも2008年の大分大会から山岳競技の一種目としてボルダリングが採用されています。

カテゴリ:

< ボルダリングの歴史  |  一覧へ戻る  |  ボルダリングの魅力 >

同じカテゴリの記事

ボルダリングの魅力

ボルダリングとは?
 ボルダリング Bouldering はロッククライミングのあり方の一つです。「大きな岩」を意味する“boulder”が語源です。
 ロッククライミングは、アルプス山脈やヒマラヤ山脈の岩山を登るような「アルパイン・クライミング」を含む、ハーケン、ボルトなど支点支持具を多用する「エイドクライミング」と、登る動作を支えるためとしては道具を用いない「フリークライミング」に分かれます。ボルダリングはフリークライミングに属します。
 ロッククライミングの一種ですから、もちろん山に出かけて、自然の岩で楽しむこともできます。ですがここでは、屋内に設置された人工の壁にチャレンジする「インドア・ボルダリング」の魅力を中心にお伝えしていきます。
 
道具が少なく、手軽に取り組める
 ボルダリング以外のフリークライミングでは、登るためではなく転落時の命綱としてロープを使います。そのため、ロープをかける支点としての道具(岩に打ち込むボルトや割れ目にセットするナッツなど)や、身体にロープをつなぐためのカラビナやハーネスなどが必要になります。
 これに対し、ボルダリングで使うのは専用のシューズと滑り止めのチョークだけ。チョークを入れるバッグとシューズさえあれば、そのほかのファッションは自由です。動きやすければ何でもOK。
 つまり、さまざまなスポーツの中でも、ボルダリングは少ない初期費用で手軽に始められるのです。
 
基本、ソロスポーツ
 ボルダリング以外のフリークライミングでは、命綱を保持して手助けしてくれるパートナーが必要になります。しかし、ボルダリングは命綱を使いませんので、パートナーは不要。基本的にソロスポーツなのです。
 ですから、自分ひとりの都合・スケジュールで取り組むことができます。
 
インドアならすぐ近くに
 インドアのボルダリングスポットは、今や広く全国各地に作られています。アウトドアの自然岩壁もいいものですが、インドア人工壁にも数々のメリットがあります。
 まず、街中にありますので、遠くの山に出かけるよりも時間やおカネがかかりません
 また、インドアである以上、天候の影響を受けません。エアコンも効いています。そして理論上、一日中のどんな時間帯でも楽しめます。ですから、雨の日でも会社帰りにちょっとだけとか、休日に一日じっくりと……など、自由な取り組みが可能になります。
 さらに、人工壁なら、グリップポイントの配置を工夫することで難易度や戦略性を簡単に調整できるのも大きなメリットです。同じ配置の壁でも、登り方を変えればちがった楽しみ方ができるくらいですから、壁そのものがときどき変わるとすれば、同じ一箇所のジムに通い続けていても無限と言えるバリエーションでクライミングが楽しめるわけです。
 
エクササイズの質・ダイエット効果
 ボルダリングは、四肢の指先やつま先に力を込めて身体を支え、持ち上げるスポーツです。ですから、脂肪を燃焼させる有酸素運動の比率は低く、無酸素運動の比率が高いエクササイズであると言えるでしょう。
 こういうとなんだかダイエット効果が低いように思えてきますが、そうでもありません。まず、クライミング動作中のカロリー消費は有酸素運動よりも急速です。
 ただ、本当の意味で健康的で安全なダイエットとは、エクササイズそのものによるカロリー消費によってなされるものというより、運動によって中長期的に骨格筋量が増え基礎代謝がアップすることで、毎日の日常生活全体でカロリー消費が増えることによってなされるものである、という点に注意を向けてください。
 ボルダリングを続けていると、広背筋、脊柱起立筋、腹直筋、腹斜筋といった、ふだんの生活ではあまり使われない部位の筋肉を含めて、全身の広い範囲で筋肉が発達します。基礎代謝アップによるダイエット効果は、有酸素運動と同じくらい期待できます
 また、無酸素運動が主体ですので、筋繊維の中でも大きな力を瞬間的に出せる「速筋繊維」が効率的に鍛えられます。脂肪組織よりも筋肉の方が比重が高いので、脂肪が筋肉に置き換わっても、思ったほど体重は減らないという現象は起こりえます。しかし、ということは、同じ重さなら脂肪より筋肉の方が体積は小さいのです。筋肉がつけば、たとえ体重が減らなかったとしても確実に引き締まったスリム体型になります。
 
誰でもはじめられ、長く続けられる
 「必要な道具が少ない、初期費用が安い」、「ひとりでもできる」、「インドアならわりと身近にもある」といった、すでに述べた点にも関係しますが、ボルダリングは年齢・性別を問わず、老若男女、誰でも気軽にはじめられるスポーツです。これも前述のとおり、人工壁なら難易度を簡単に調整できますので、初心者は初歩的な壁から取り組めばよいのです。ハードルは全然高くありません
 そしてボルダリングは、長く続けられるスポーツでもあります。
 その理由の一つは、力がすべてではない、ボルダリングに求められる戦略性にあります。身体を支え、持ち上げる力だけではなく、どのような手順でグリップしていくか、どのように身体を動かしていくかといったストラテジーが、壁をクリアするためには必須なのです。このため、ボルダリングの世界では、屈強な男性が登れないコースを、筋力がそれほどでもない女性がスイスイと楽にクリアしてしまうということがよく起こります。
 それだけ、奥が深いのです。
 さらに、ボルダリングは「才能よりも努力が報われるスポーツ」と言われます。持って産まれた能力に関係なく、がんばればがんばっただけ返ってくる上達の実感が長く続けられるもう一つの理由です。
 難易度や戦略性の調整が容易というインドア人工壁のメリットは、もちろんこの点にも大きくかかわります。同じジムに通っていても、壁はどんどん変化します。どれほど上達しても、チャレンジしがいのある壁は次から次へと立ちはだかるわけです。
 だから、長く続けられるのです。
 
さまざまな楽しみ方も
 ボルダリングはひとりでもできるスポーツです。
 けれど、仲間がいればもっと楽しいスポーツでもあります。
 老若男女を問いませんから、カップルやファミリー、職場の同僚や同窓生など、つながり方を問わずさまざまなグループで参加することができます。
 それだけではなく、ひとりでジムに通い続けていたとしても、まったく見知らぬ人と同じクライミングの時間を共有するうちに、仲間ができることもあるでしょう。
 見知った者同士で応援しあうのももちろんいいものですし、ボルダリングには戦略性がありますから、ルートを観察して攻略法を互いにディスカッションするのもいいでしょう。
 仲間の輪が広がるのも、ボルダリングの楽しみです。いちばんの楽しみと言ってもいいかもしれません。
 それに、インドア・ボルダリングなら、仲間のスケジュールが合うときに利用できるフレキシビリティもあります。グループ利用に向いています。
 
上達したら競技にチャレンジも
 グリップポイントを任意に配置できる人工クライミングウォールでは、難易度を調整したり戦略性やゲーム性を持たせたりして、登りがいのある「おもしろい」ルートを作ることができます。また、競技者同士の公平性も確保しやすいといえます。
 そのため、ボルダリングは競技として成立しやすいものとなっています。事実、2000年からはB-Sessionという年間チャンピオンを選ぶシリーズ戦が行われており、2005年からはジャパンカップという年次大会が開催されています。さらに2008年からは、国民体育大会(国体)でボルダリングが山岳競技のうちの1種目として採用されました。
 そういった大きな競技会以外にも、イベント的なものから本格的なものまで、各地でコンペティションが行われています。初心者が参加可能なものだってあります。
 機会があれば、ジム主催の小規模なものでも、または自分たちの仲間うちのものでも、コンペティションにチャレンジしてはいかがでしょうか。競い合うのも時にはおもしろいものですし、ボルダリングに取り組むモチベーションも高まります。
 
ボルダリングの魅力
 いろいろと書いてきましたが、ボルダリングの魅力は、本当のところ取り組む人の数だけあります。その人ひとりひとりにとって、ボルダリングの魅力はあるわけです。この世界に入ってなにが見つかるか。それはアナタ次第。
 とにかく、手軽に始められるのがボルダリング。
 インドアクライミングウォールのある施設によっては、初回体験にいろいろなサービスを用意しているところもあります。まだやったことのないひとは是非、一度体験してみてはいかがでしょうか。きっと、なにかが見つかるでしょう。

ボルダリングの歴史

ボルダリングとは?
 「ボルダリング」はロッククライミングの一種です。
 ロッククライミングは、歩いて登る登山ではなく、切り立つ岸壁を登ることを意味します。ロッククライミングはさらに、ハーケン、ボルト、ロープなど支点支持具を用いる「エイドクライミング」、それらを用いないか、きわめて補助的にのみ用いる「フリークライミング」に分かれます。
 ボルダリングは、このフリークライミングの一種ということになります。フリークライミングには、落下時の安全対策にロープを用いる(つまり登る動作そのものには使わない)「リードクライミング」や「トップロープクライミング」がありますが、ボルダリングはもともと、それらの練習のためと位置づけられた種目でした。
 ボルダリングでは、通常5メートル以下の低い岩壁を、シューズと滑り止めチョークを用いて登り、ロープは使いません。
 
ロッククライミングの起源
 それでは、ロッククライミングから歴史をたどってみましょう。
 太古より、岩をよじ登った人はたくさんいたでしょうが、現代のものにつながるロッククライミングは1940年代、アメリカのコロラド、ガンクス、ヨセミテではじまりました。
 特にアメリカのカリフォルニア州にあるヨセミテは、氷河が造りだした壮大な渓谷で、その東側には500~1,000メートルほどもある花崗岩の岸壁が連なっており、ロッククライミングには絶好の環境です。そのためロッククライミングの世界的聖地となりました。
 
日本におけるロッククライミング
 日本では、1970年代くらいまでは、国内外の山岳の岩壁を、ハーケンやボルトを打ち込みつつ登る、前述のエイドクライミングが中心でした。しかし、自然の岩をできるだけ傷つけずに、最低限の道具でクライミングすべきだとする風潮が起こり、フリークライミングが少しずつ広がっていきました。
 1958年(昭和33年)に、山と渓谷社からロッククライミング専門誌、『岩と雪』が創刊されます(1995年休刊)。言い換えれば、そのくらいの時期以降になると、ロッククライミングに関心を寄せる人がそれなりにいた、ということです。
 その『岩と雪』が1980年、第72号の表紙に、ある一枚の写真を掲載します。ヨセミテの数ある岩壁の中でも特に有名なMidnight Lightningという大岩を登るJohn Bacherという人物の写真でした。
 短パンをはいただけのジョン・バーカーが、オーバーハング状態の岩壁に、ロープを使わず両手と片足のつま先だけでぶら下がっている姿をとらえたショットで、まるで地球の重力から自由になってふわりと浮いているようにも見えるものでした。
 この写真がもたらしたインパクトは大きく、日本でのボルダリングに対する認知を一気に大きく広げるきっかけになりました。
 
ボルダリングの広がり
 ジョン・バーカーの写真は日本のクライマーたちに刺激を与え、関東では日和田山、鷹取山、三ツ峠、伊豆城山、関西では六甲、京都金毘羅、岡山の王子ヶ岳など、各所の岩壁でフリークライミングルート化が進みました。
 広がっていくフリークライミングの中で、ボルダリングはリードクライミングとならぶ二大潮流のひとつとなっていきます。
 リードクライミングは、クライマー自身が登りながら転落安全対策のロープを確保支点にかけていき、そのロープの反対側の端を地上にいるビレイヤーがしっかり握って確保する、という形の2人1組で行います。
 これに対し、ボルダリングは単独でもでき、アウトドアでは「クラッシュパッド」と呼ばれるクッションを地面に敷くことがありますが、基本的にはシューズと滑り止めチョークだけあれば十分なので、とても手軽に取り組めます。
 この手軽さから、ボルダリングは女性やさまざまな年齢層の人たちにも広く受け容れられていきました。
 
アウトドアからインドアへ
 1980年代後半になると、人工物のグリップポイントを任意の位置に配した人工壁が現れ、ボルダリングはアウトドアからインドアに移り変わっていきました。
 インドアのボルダリングには、天候に左右されないこと、人工グリップポイントは自然のそれよりも安定し安全であること、自由にルートを設定し直せることなど、数々のメリットがあります。そのため、インドアのボルダリングサイトが今や全国に作られています。
 
競技としてのボルダリング
 ルートや難易度をさまざまに設定できる人工壁ボルダリングは、選手間の公平性とゲーム性を容易に確保できますので、まさに競技にうってつけです。日本では、2000年からB-Sessionという年間チャンピオンを選ぶシーズン戦があり、2005年からは年に一度ボルダリング・ジャパンカップが行われています。さらに2008年の大分県国体(国民体育大会)から、山岳競技の一種目としてボルダリングが採用されています。
 
そしてこれから
 すでに述べたように、ボルダリングはたいへん手軽です。そして今や、とても身近なものです。
 未来に向けても、ボルダリングはますます広がっていくことでしょう。
 

 

EVERFREE Climbing Gym、その魅力

ボルダリングとは?
 ボルダリングとは、道具として専用シューズと滑り止めチョークしか用いない、フリークライミングの中でももっともシンプルな種目です。
 複雑なルールもなく、性別・年齢にかかわらず老若男女、どなたでも気軽に、ひとりでもはじめられるエクササイズです。
 複雑なルールはありませんが、課題をクリアするにはストラテジー(戦略性)が必要で、頭と身体をフルに使って頑張り抜いた果てにクリアできたときの達成感・爽快感には比類ないものがあります。
 
どんな運動なの?
 ボルダリングは、体脂肪を燃焼させる有酸素運動の比率は低く、無酸素運動の比率が高い種目といえます。というとダイエット効果が小さいように思われるかもしれませんが、そうではありません。まず、クライミング中のカロリー消費は有酸素運動よりも急速です。また、続けていけば、ふだん使わない箇所まで含む身体全体に、大きな力を出す速筋繊維がついていきます。すると基礎代謝がアップしますので、脂肪がつきにくい、太りにくい体質になります。そういった意味で、中長期的なダイエット効果は有酸素運動と変わりません。
 速筋繊維が鍛えられますので、特に引き締まったがっしり体型を目指すならオススメです。
 
多彩な楽しみ方
 ボルダリングは、基本的にソロスポーツです。ひとりでクライミングウォールに取り組みます。ですから、ほかの多くのスポーツのように対戦相手を必要とすることもなく、自分ひとりのスケジュールで楽しむことができます。
 でも、それだけではありません。友達、仲間と一緒に楽しむことも、もちろんできます。仲間のクライミングを下から見ながら応援したりアドバイスしたり、待機しながら一緒にオブザベーション(クライミングウォールを観察し、コースを検討、確認すること)したり。
 カップルで、女子会で、あるいはファミリーでと、さまざまなコミュニティやグループで、互いに互いをサポートしあいながら楽しめるのもボルダリングの良いところです。
逆に、ジムで同じ時間を共有しつつ登った人と人とが仲間になっていく……なんてことも。これはEVERFREE Climbing Gymの最大の醍醐味と言っていいでしょう。
 
EVERFREEは都内最大級の室内クライミングジム
 EVERFREE Climbing Gymは東京都新宿区に位置し、JR中央・総武線東中野駅、大久保駅、JR山手線新大久保駅、都営大江戸線東中野駅、東京メトロ東西線落合駅から徒歩10分以内と、アクセスの良い立地です。
 店内総面積はおよそ250㎡あり、3~4.2メートルの各種クライミングウォールが6面、用意されています。これは都内では最大級の規模。
 内装はすっきりしたおしゃれなデザイン。貴重品預かりロッカーや、ポットやレンジが利用できる休憩スペースもあります。
 それでいてジムは半地下にありますので、「都会のど真ん中でアナタを鍛える秘密基地」といった雰囲気もあります。
 
長く楽しめる秘訣
 ボルダリングは、「才能よりも努力が報われるスポーツ」といわれます。
EVERFREE Climbing Gymのクライミングウォールは、傾斜やグリップポイントなどが難易度別に考慮され、デザインされています。ですから、上達を実感しながら息長く続けることができます。さらに、2ヶ月に一度のペースでクライミングウォールのリニューアルを行います。決してアナタを飽きさせません。
 
スタッフによる充実のフォロー
 原点は、“人と人とをつなぐこと”――それがEVERFREE Climbing Gymのモットー。
 そんなEVERFREE Climbing Gymは、お一人様の来店も大歓迎します。そして、決して一人にはさせません。
 一緒に考え、一緒に挑戦し、一緒に頑張り、そして達成感を分かちあう。それがEVERFREE Climbing Gymスタッフの信条です。
 当然、スタッフは全員明るくてフレンドリー。クライミングはもちろん、待機時間もオブザベーションも一緒に楽しく行えます。
 
ふとした気まぐれで来店も可能
 そんなスタッフたちが運営するジムですから、ふとした気まぐれ、思いつきで予約なしの来店でもあたたかく対応します。
 営業時間は、平日は11:00~23:30、土日祝日は10:00~21:00とたっぷり。年末年始と施設点検日、特別イベント開催日をのぞき年中無休です。
 利用料金体系にもリーズナブルなオプションがあります。利用時間に応じた利用料金が基本ですが、お得な回数券もあり、開店から18時まで限定の昼割コースもあります。
 また、男女別の更衣室もありますし、シューズやチョークのレンタルにも対応していますので、ほとんど手ぶらのまま来店してもクライミングを楽しめます。
 
フレキシブルな料金体系
 料金体系をもう少しくわしく見ておきましょう。
 まず、どなたでも初回登録料として1,200円必要です。
 
 次にレギュラーの利用料金です。
メンズは通日利用が1,700円、平日18時以降の利用で1,400円、平日22時以降の利用で1,000円となっています。
レディースは入店時刻にかかわらず1,000円、学生も入店時刻にかかわらず800円です。
開店から18時までの時間限定の「昼割」は、どなたでも1,200円。
 
通日6回分をセットしたお得な回数券は、メンズが9,400円、レディースが5,700円です(2ヶ月間有効)。
 頻繁に来られる方には、さらにお得なフリーパス(一か月有効)があります。通日利用可能なフリーパスは、メンズが初回13,000円、レディースが初回10,000円。昼割限定(11~18時)フリーパスは初回6,000円です。
 それぞれ、継続更新が設定されています。1回目の継続更新は、メンズが12,000円、レディースが9,000円、昼割コースが5,500円となっており、2回目以降の継続更新は、それぞれ11,000円、8,000円、5,000円でできるようになります。
 
 EVERFREE Climbing Gymには、このように使い方によってフレキシブルに選べる利用料金設定があります。
 
キッズも楽しく ――スクール
 7歳から12歳くらいまでのキッズのために、スクールも用意されています。スクールでは、体力はもちろんのこと、忍耐力や仲間を思う心も楽しみながら育んでいくことができます。
 キッズスクールは月曜日16:30~18:00、定員10名ほどで、ボルダリングの初歩を学びます。月に4回、90分のレッスンの受講のみ利用も可能ですが、レッスン時間以外も平日18:30までジムを利用できるパスと組み合わせたコースもあります。料金は、レッスンのみが月額6,000円、施設利用パスとのセットだと月額10,500円です。
 
イベントもあります
 2017年11月11日には、EVERFREE Climbing Gymの3周年を記念して、コンペ「Ever Free UNLIMITED 3rd」が開催されました。コンペ向けに特別なルートセットが行われ、総勢100名近くが熱いクライミングを繰り広げました。
 このような特別イベントばかりではなく、ジム内のイベント告知板に掲示される「マンスリー課題」といった定例的なイベントもあります。掲示されるチャレンジ課題どおりのクライミングを達成したら、その旨を記録していく、というものです。
 EVERFREE Climbing Gymが主催するもの以外でも、いろいろな団体・グループがジムを貸し切る形で、コンペや定例会といったイベントを開催することができます。
 
都会のど真ん中でアナタを鍛える秘密基地
 ボルダリングというアクティビティそのものに、まず知力・体力を活用する楽しさがあります。EVERFREE Climbing Gymでは、そのボルダリングを通じて得られる達成感・充実感を最大化するために、フレンドリーなスタッフがきめの細かいサポートを提供しています。
 都会のど真ん中でアナタを鍛える秘密基地で、会社帰りに、カップルのデートに、あるいは女子会で、ポルダリングで汗を流してリフレッシュ。
 あらゆるシチュエーションでボルダリングの楽しさを最大限に感じるためのすべてが、EVERFREE Climbing Gymにはあります。


ボルダリング初心者 Q&A

ボルダリング初心者さんが疑問に思う事等をまとめてみました。


誰でも最初は初心者!不安に思わずボルダリング楽しみましょう!

ボルダリング初心者 Q&A




Q ボルダリングやってみたいのですが、少し体重などに不安があります。大丈夫でしょうか?


A ボルダリングでは、いろいろな壁の種類があります。
屋根のように逆さまになるものから、坂のようになっているもの。
そして、グレーディングを設けてありますのでご安心ください。梯子が登れれば十分楽しむ事が出来ます。





Q ボルダリングは痩せると聞きます。メタボ解消できますか?


A 目的として、体重を落とすだけなら水泳やジョギングなど他に効果的なものもあります。
ボルダリングの一番の効果としては「楽しいので夢中になってトライする。結果として限界までトレーニングしていた」です。
ジョギングや水泳も効果的ですが、中々「自分の限界まで追い込む」事はモチベーション的に難しい事が多いです。
ボルダリングは全身の筋肉を使うため、継続していくことにより基礎代謝が上がり引き締まった体になっていきます。
登れない課題があったら、自然と痩せたい。と思うようになります。

目的が 「痩せたいから、頑張る」ではなく「この課題が登りたいから痩せる」
何事も継続が大事です。意識の違いだけで楽しんで継続する事が出来ます。






Q 1人だと不安なのですが平気なの?


A 人数をそろえたり、時間が決まっていたりしないのがボルダリングの良いところです。
女性のお1人の方も多いです。クライマーさんは優しい人が多いですよ。
教えてくれたり色々なコミュニケーションを取ったり出来ますよ。
ボルダリング初めての方は、スタッフがレクチャーをしてくれる所も多いです。
エバーフリーでは、無料レクチャーを受けて頂いてからのスタートになります。ご安心ください。






Q 服装は?何が必要なの?


A 動きやすい恰好ならOKです。私服で登られる方も多いです。スカートなどはNG。
チョークを使うので、汚れが気にならない服がいいです。大抵のジムには更衣室はあります。
ボルダリングシューズをレンタルになると思います。レンタルシューズの素足着用はNGなので靴下を持っていきましょう。






Q 初心者講習や、スクールはありますか?


A 昨今は多くのジムで未経験の方向けに、無料講習を最初に行っています。(行っていないジムもあるので確認した方が良いです)
エバーフリーでも無料講習を受けて頂いてからのスタートになります。無料講習が無いジムさんでもスタッフの方が教えてくれます。
マンツーマンレッスン、レベルアップ講習等有料プランのあることろも。
エバーフリーにも「初心者講習 1時間半マンツーマンレッスン」もございます






Q 初めにいくらかかるの?


A 現在では2000円~4000円が多い様です。
初回登録料が掛かるところが殆どですが、ビジター料金(会員登録不要)の所もありますが少し施設使用料は割高です。
レンタルシューズ、チョークが初回サービスの所もあるので確認してみるといいでしょう。






Q 登れません。登り方がわかりません。経験者さんは、なぜラクそうに長時間できるの?


A 最初のうちは技術的な事もわからないので「楽しむ」で良いと思います。
人のマネをしてみたり、自分で工夫してみたり。
ボルダリングで初心者、上級者関係なく1番大切なことが「オブザベーション」
登る前にホールドの場所を確認する事。動きを予測する事。最初はこれだけで充分です。
登っている最中にホールドを探していると疲れてしまいますし、見逃しもあるかもしれません。
経験者さんは、ホールドをきちんと確認して動きを予想して技術で登っている。だからラクに見えるのですね。

Q&A オブザベのサムネイル画像





Q 他の人は月にどれぐらい行ってるの?月に何回行けば上手くなる?


A 上級者さんになると、1回3~4時間で1週間に3回~ぐらいが多いです。
初心者さんはまず、1週間に1回を目安にするといいでしょう。
慣れも必要ですし、最初は激しい筋肉痛の洗礼を受けます。






Q 初心者が気を付ける事はありますが?


A ボルダリングでは何があっても、「登っている人が最優先」です。
登ている人の下に入ったりしない、先にトライしている人とコースが被らない様にオブザベーションをしましょう。
経験者さんや、スタッフんさんの注意を聞かない。
休憩を取らずに連続で登る行為。壁の占有。チョークを使わない。チョークを巻き散らかす等。
ここで文章にしてしまうと、中々難しいルールがある様に見えてしまいますが、
初めての方はスタッフさんがレクチャーをしてくれます。





やったことが無い初心者さんには入りずらいイメージのあるボルダリング。

少しの勇気で楽しい事が沢山待っていますよ!

では

良いクライミングライフを!



クライミングロープと選び方について

当店はクライミングジムと名乗ってはいますが
施設としてはボルダリングの専門店となります。
フリークライミングにはロープを用いるジャンルもありますね
そう、リードクライミングです。

当店でボルダリングを始めて、リードクライミングに興味を伸ばす
クライマーの方も多々いらっしゃいます。
今日はそのリードクライミングに焦点を当てたお話を。

リードクライミングをする際に誰もが必ず使う事になるロープ
登る技術も大事ですが、命を預けるクライミングギアである
ロープについての知識は持っておいて損はありません。

◆ロープの種類について
ロープにも実は種類があります、大きく分けて下記の3つ
"ダイナミックロープ"
"スタティックロープ"
"セミスタティックロープ"
各ロープで利用用途は異なり、フリークライミングにおいては
基本的にダイナミックロープを使います。

このダイナミックロープ、どんなロープかと云うと
繋がれた人間が墜落をした際に身体を確保する、いわば命綱として使われます。
特徴は、墜落を受け止めるため伸縮性があり
バンジージャンプのゴムのように伸びることで
落ちた際の身体に掛かる衝撃を吸収し緩和する事が出来ます。
これを伸縮性のないロープで同じ事をすると、墜落の衝撃をクライマーは
そのまま受けることになり非常に危険な事になります。

更に細分化して、ダイナミックロープにも種類があります
”シングルロープ” 
”ダブルロープ”(ハーフロープとも言います)
”ツインロープ”
室内のリードクライミングや、ボルトなどでプロテクションが設置されている岩場にて
主にシングルピッチ(一本のロープで登り切ること)で使用されるのがシングルロープ
リードクライミングを始める殆どの人がまず最初に触れるロープになるでしょう。
主にアルパイン等で使用されるダブルロープと
沢登りやアイス等で使用されるツインロープについては今回は割愛します。


登山用品店やクライミングギアを扱うようなお店でダイナミック以外のロープが
置かれていることは稀かとは思いますが、購入の際は間違わないようにしましょう。
シングルロープには末端のタグに「①」という記号が記載してあります。


◆ロープのスペックについて
ここからはダイナミック・シングルロープを前提での話になります。
クライミングロープとして販売されているものは必ず特定の規格をパスしたものが
扱われますから、規格に基づいた安全性は保証されていると考えてよいですが
そのほかにも選定の目安にしたい項目がありますので確認していきましょう。

①長さ
販売店に置いてあるロープは殆どが50mか60mの2択になるかと思います。
日本の岩場においては50mあれば殆ど事足りますが、一部60m欲しい場合も
ありますので色んな岩場に行く前提で購入するならば60mが無難でしょう。
ジムで使用する場合は30~40mで足りる事が殆どですので
ジムが中心たまに岩場といった方は50mで良いでしょう。
割り切ってジムでしか使わないのであれば2人で60mを買い
半分に切って分けるというのも手です。

大は小を兼ねる如く長ければあらゆる場面に対応は出来ますが
当然長さの分重量が増えます、ライト&ファストの時代にのっとり
持って運ぶ事を考えると不要な長さは排除したいところです。
ロープの太さにもよりますがおよそ60g/m程になりますので
10m単位では結構な差になる事は意識しておくと良いでしょう。

②太さ(ロープ径)
一昔前よりかなり細径化が進んでいて、昨今は9㎜後半が主流でしょう。
ですが径が太い細いでどんな影響があるかというのも長短あります

細いロープの特徴
・軽く取り回しが有利、クリップがしやすい
・強度の面で劣る
・衝撃吸収性が低い
・ビレイする際に止めづらい
太いロープは原則的にこの反対の特徴があります。

一概に細いロープが良いロープというわけでもなく
トップロープをメインに使用したり、パートナーとの体重差が大きい場合や
プロテクション(安全確保の支点)が貧弱なルートを登る際には太い方が向く傾向にあります。

限界の本気トライをする場合や、ビレイヤーも熟練者
プロテクションがしっかりしているルートで登る際は細い方が向いている傾向になります。

③耐墜落回数(UIAA FALLS)
ロープの強度と耐久性を示す数値で、高いほど良い
示す数値はエッジにかけて行う試験数値なので、通常使用において
その回数落ちると切れてしまうという意味ではないので誤解のない様に。。。
理論上細いロープ程この数値は低い傾向になります。

④衝撃荷重(インパクトフォース)
墜落したときに身体が受ける衝撃を数値化したもの
これをロープの強度と勘違いする人が多いようですが
耐墜落回数とは逆に低いほど良い
たくさん墜落して上達を目指す初心者さんはある程度
衝撃荷重が小さいロープを選ぶことも考えましょう。

数値が低いロープは伸び率が大きいという傾向にあります。

⑤伸び率(エロゲーション)
この数値が大きいほどよく伸び、前述の衝撃荷重が小さくなります
シングルロープでは静荷重でおおよそ7%~8%前後のものが多いですね。
しかし伸びすぎるロープは墜落距離も大きくなるため注意が必要
トップロープでは扱いづらかったりもします。
伸び率の高さのみに頼らず墜落の衝撃は上手なビレイで
緩和する事も大事なのですが、話が脱線しそうなのでこの辺りで…

⑥外皮率
ロープは芯と外皮で構成されているのですが
その外皮の質量割合を示し、耐摩耗性に関係します。
外皮率の高いロープほど耐久性が高くなります。
トップロープなどで使う場合は高い数値のものを選ぶと良いです。

⑦コーティング(ドライ加工)など
外の岩場でも使う前提なら、コーティングのしてあるロープを使いたいですね。
濡れたロープは伸び率が大きくなり強度も落ちるとされています。
ジムのみで使うのならばそれ程気にする点ではありません。
数値には現れませんがしなやかさ等も操作性に大きく関わりますから
選定のポイントですね。



以上、クライミングロープについてと選ぶ際に確認したいポイントでした。
高価なロープを買っておけば間違いない等と考えがちですが
使用用途によって向き不向きがあります。
何を重視したいのか、考えて選べるようになると良いですね。



このページのトップへ