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クライミングシューズのケアについて

今回はクライミングシューズのお手入れについて

当店でも、シューズを購入されたお客様からよく聞かれる内容でもあります
「シューズってどうやって手入れしたら良いんですか?」
「汚れやニオイが気になってきて、どうしたら良いですか?」
「シューズの寿命は?1足のシューズでどれぐらいの期間使えますか?」

これといった答えの前に、まずシューズを扱う上でやってはいけない事ですが
①使用後のシューズをバッグ等に入れっぱなし
 →使用後の蒸れたシューズを放置するのは痛みを早めます
  ニオイの原因にもなりますので、通気の良い状態でよく乾燥させましょう。
②踵部分を踏みつけた状態で履
 →サイズの小さいクライミングシューズ、脱ぎ履きも多くなるため気持ちは判りますが
  型崩れの原因になります。大切なシューズです、適切な脱着をしましょう。
③やたらと揉みほぐす
 →②と同じ理由です、特に新品時は硬く馴染んでいないので我慢の時期です。
  履いていれば足に合って自然と馴染むものですが
  稀にダウントウやターンインのシューズを逆に反らせてほぐしたりする人を見かけます…
  それが辛いならフラット、ストレートのシューズを選択しましょう。。。  
④消臭剤を入れすぎる
 →意識の高い方は使用後の乾燥も抜かりなく、シューズ用の消臭剤を
  使用される方も多いですね、ですが使い過ぎには要注意です。
  パウダー状のものは縫い目から内部に入りパーツ同士の接着に支障をきたす
  場合があります、適切な量と頻度で使用しましょう。
  ファ〇ブリーズ等のスプレー系はアルコールを含むものもあり
  革と相性が悪いのでシューズによっては注意が必要です。   
⑤車に積みっぱなし
 →ジムや岩場にはいつも車でという方には、こうした方もいたりしますね。
  ①と同様乾燥には向かない環境です。特に問題になるのは夏場です
  車内の温度の高さでパーツ間の接着剤が融解した例もあります。
  
これらのシューズの扱い方によって寿命はかなり左右されます
もちろん使用する頻度によるところもありますが、大切に使えばその分長持ちします。
シューズも消耗品ではありますが、大切に扱って頂きたいところです。


ですが、大切に扱っていてもかなりの方が気にするのがニオイ……
シューズ自体にほとんど通気性など無いクライミングシューズは
かなり気をつけていてもチョークやソールのカス、それに混じった埃
汗や皮脂が中に堆積していき、それが元にバクテリアが繁殖して
ニオイを発すると言われています。
これについての対応としては、上記と重複するものもありますが
・よく乾燥させる
・消臭剤を併用する
・なるべく汚れた足を入れない様にする

といったことに尽きます。要はバクテリアが繁殖しにくい環境を維持する事です。
履き心地が変わるため好みは分かれますが、靴下を着用する事も
汗・皮脂移りがしにくくなるので効果的な様です。

それでもゼロには出来ませんので、最後の手段は洗濯です。
一般的には水洗いはすべきでないと言われますが、高頻度でなければむしろ洗うべきだと考えます。
バクテリアはニオイだけでなく傷みの原因にもなりえますので、やはりその状態を放置する事自体マイナスです
半年~1年くらいには洗ってみるのもアリではないでしょうか。
ただし素材によっては洗う事が大きなダメージになるものもありますので
念のためメーカーや購入店に相談してからの方がベターですね。



クライミングシューズの選び方その2 (サイズ&タイプ)

目次
トレーニング
● ボルダリング上達法その1 (入門編)
● ボルダリング上達法その2 (バランス編)
● ボルダリング上達法その3 (足の使い方基本編)
● ボルダリング上達法その4 (ムーブの種類を知ろう基本編)
● ボルダリング上達法その5 (足の使い方中級編)

シューズ
● クライミングシューズの選び方その1 (種類)


その弐は、適正サイズやシューズの形状について

前回クライミングシューズはきつく履くものというお話をしましたが、これは爪先に力を集中しやすくするためです。
例えば細かい足場(階段の先端などでも良いです)に、足の指だけで乗ろうと思っても
指が伸びた状態では普通の人は立っていられないと思います。
しっかりと爪先に体重が預けられる様にしようとすると
自然と指が曲がる形を取りたく成る筈です。
爪先 クライミングシューズ
つまり一番体重を掛けやすい指の曲がり方をするシューズサイズがその人にとっての適正サイズの目安と言えます。

では足場が小さくなければ指が曲がって無くても良いのかというと、それはその通りなのですが…
クライミングでは地面の様に常に安定した大きな足場を確保出来る事は極めて稀で
あらゆる状況(小さな足場)でも足の力を登る推進力にするため、やはり上述したサイズが基本となります。
(クラックルート等場面によってはこの原則から外れる考え方もありますが、ここでは割愛させて頂きます…)

はじめてのシューズ選びでありがちな緩いサイズを選択してしまうとどうなるかというと、もうお判りですね?
細かな乗りづらい足場に遭遇した途端、足が有効に使えずそのルートの先に進めない…
初級者さんによく見られる光景です。
インドアのジムなどでは易しいルートは比較大きなフットホールドを配置したりすることも多いので
緩く履いていてもこうした点が気になる機会は少なかったりしますが、マイシューズを買う様な
向上心のある人はそうしたレベルで留まるつもりはありませんよね??
ただサイズがキツイ程慣れるまでは痛さもツライですし、緩い方が足指の自由度が上がる分
フットワーク的に優位な点もあります。
その人の足指の力次第では多少緩くても小さなスタンスにも立てたりもしますので
適正サイズはあくまで目安であり好みや考え方によってはサイズの上下をすることも大いにあります。
(フットワークに対してのサイズの考え方についてはこれまた別の機会で纏めたいと思います。)
しかしこの基準を理解しておくことでサイズ選択で失敗する確率は減らす事が出来ると考えますので
ぜひ自分の適正サイズを追及してください。

続いてシューズの形状についてです。
クライミングシューズにも様々な着脱タイプがあることはこれまた前回お話しましたが
それとは別に形状によるタイプもあるのです。

◆フラットorダウントウ
普段履く靴などは基本的に靴の底は平ら(フラット)なものが多いと思いますが
クライミングシューズにもそうした形状のものは沢山あります。
対してシューズを側面から見た際に、爪先が下がっているタイプのものをダウントウと言います。
ダウントウは爪先を引っ掛けて掻き込むという動作が得意、主に傾斜付いた壁で効果を発揮する
クライミングシューズ特有の形状です。程度も様々で、強いダウントウ程そうした性能が顕著に発揮出来ますが
面で踏むような時には逆に使いにくい傾向になります。
特有の形状という事で履き慣れない人にとって痛さも強く履きにくいと感じるかと思います。
ダウントウ    フラット

◆ストレートorターンイン
これまた一般的な靴は、踵から爪先までが普通は真っすぐになっていると思いますが
シューズを底から見て爪先が親指側に向かって曲がっている形状をターンインと言います。
これは爪先に集中する力をより親指寄りにさらに強めたもので、極小のスタンスにも
しっかりと力を掛ける事が出来ます。しかしダウントウと同じく特有な形状であるため
程度のよっては痛みが強く、デメリットとしてはシューズの小指側(アウトエッジ)が使いにくくなり
色んな足使いを習得すべき初級時にはあまり程度の強いものは向いていません。
ターンイン    ストレート


さて、前回と合わせてここまででシューズの着脱タイプ・形状による説明を長々として参りました。
長い前置きになりましたが、これを図に纏めると下記のような傾向の分け方・考え方になります。
※あくまでスタッフの個人的見解を含みます、違った考え方も大いにありえます。

クライミングシューズ 選び方

これらは着脱タイプと形状によってのみ分類した考え方ですが、他にも性能を左右する材料としては
ソールの種類や厚さ・アッパーの素材・シューズ全体の剛性などがあり
実際はもっと複雑に多種多様なシューズがあります。
自分が重視したいシューズ性能が見えてきたら、これを基に検討頂くのもアリかと思います。

以上、シューズ選びの参考にして頂ければ幸いです。

Ever Free Climbing Gymでも様々なタイプのシューズを取り扱いしております
購入に際してアドバイスを差し上げる事も出来ますのでお悩みの方はお気軽にどうぞ。

クライミングシューズの選び方その1 (種類)

目次
トレーニング
● ボルダリング上達法その1 (入門編)
● ボルダリング上達法その2 (バランス編)
● ボルダリング上達法その3 (足の使い方基本編)
● ボルダリング上達法その4 (ムーブの種類を知ろう基本編)
● ボルダリング上達法その5 (足の使い方中級編)

シューズ
● クライミングシューズの選び方その2 (サイズ&タイプ)


コラム第一回は最も相談頂く事が多いクライミングシューズに関してです。
これについては非常にテーマが多いため、順を追って纏めていきたいと思います。                                                    
                                                       
シューズ選びの基本としては、まずシューズについて知っておきましょう。
着脱形式・形状・硬さ・ソール(ゴム)の種類等、着目する点は幾つかありますが
そもそもクライミングシューズとは、名前の通りクライミング専用に作られたシューズです。
摩擦の強い特殊なゴムが底に張り付けてあり、どんな小さな足場にも対応できるように
履いたことのない人からすれば「え!?」と思う程、指が曲がる様にきついサイズで履きます
これは爪先に力を集中しやすくするためなのですが、適正サイズやフットワークについては
また別の回で記述したいと思います。                                                       
まずは、基本的にきつく履くものという認識を持って頂いて進めていきましょう。
クライミングシューズ サイズ  クライミングシューズ サイズ その2


①着脱形式                                                   
そんなクライミングシューズですが、着脱形式では細かく分けると4タイプに分かれます
各々特徴やメリット・デメリットがあるので選択材料としては重要な要素の一つです。                                             
                                                       
●スリッパ(スリッポン)タイプ                                             
靴紐やベルト等の調整パーツがない最もシンプルなタイプ
柔らかめで素足感覚に近いものが多い傾向、軽量で着脱の煩わしさもない等のメリットがある
反面、性能を活かすためには適切なサイズ選びが最も不可欠となり
伸びを考慮しないと緩くなり脱げやすく使えないシューズとなってしまいがちです。
そのため初めてのシューズとしては、初心者が選択するには難しい面もあります。
オールラウンドなシューズが多いですが、開口が狭いため慣れない方は足入れがし辛いと感じる方も。
メーカー/モデルの例としては「ファイブテンのモカシム」や「イボルブのアディクト」等があります。                                     
ファイブテン シューズ モカシムオンサイト      イボルブ シューズ アディクト                                                                                                                                                                                                       
●レース(紐靴)タイプ
足首から爪先まで通された紐で靴全体をしっかり締め付ける事が出来るため
フィット感の調整が一番しやすく甲高の人にも対応の幅が広い。開口も大きく足入れも良好
紐は切れても交換が効くので耐久性の面でも優位。
微調整が出来るため、爪先への力の伝達が優れていて掻き込みや立ち込みといった面では優秀
反面トウフック等の甲側を使用する足技では紐自体が邪魔になる事もあり不向きな場面がある。
紐を結んで解いての着脱をめんどくさがる方も意外と多かったりします…
例としては「ファイブテンのドラゴン」や「スポルティバのミウラー」等があります。                                             
ファイブテン ドラゴン      スポルティバ ミウラー                                                                                                                                                                                                                                                                            
●ベルクロタイプ                                                       
ベルクロージャー、いわゆるマジックテープの付いた調整ベルトで足を固定するタイプ。
フィット感においてはレースタイプ程ではないが、調整はワンタッチで着脱性は最も良い
しかし使い方によっては劣化に伴いベルトが切れる事もあり、レースとは違い
交換はまず出来ないため、切れてしまった時点でシューズとしての機能は期待できなくなる難点もある。
ベルクロの本数や形状も様々で、本数が多ければフィット感も増す傾向だが
パーツが増える分重量も増し、レースと同じく甲側を使う足技には邪魔になり不向きなものも。
各社様々なシューズがラインナップされており、選択肢としてはこのタイプが一番豊富で
初めてのシューズとしても選択率は高めです。                                                    
例としては「イボルブのデファイ」や「スカルパのフォース」等があります。                      
イボルブ デファイスカルパ フォース                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    
●ベルクロスリッパタイプ                                                       
スリッパタイプをベースとして、補助的にベルクロが装着されているタイプ
スリッパのオールラウンドな性能をそのままに、ベルクロを装着することで脱げやすいスリッパのデメリットをカバー
フィッティングにベルクロでの調整が効くのでサイズ選びの幅も広い良いとこ取りなタイプ
総じてベルトは一本のみ装着しているものが多く、甲を使う足技の邪魔にもなりにくいですが
開口は基本スリッパなのでベルクロタイプのような足入れの良さは期待出来ません。
各社ラインナップの中では比較上位モデルに採用されているものが多い。
例としては「ファイブテンのTeam5.10」や「スポルティバのソリューション」等があります。                                              
ファイブテン team5.10スポルティバ ソリューション


まだ経験の浅い初心者さんは何を重要視すべきかが着脱タイプだけではもちろん判らない事とは思いますが
冒頭で述べた「きつく履くべきシューズ」という事を前提とした場合
どんなタイプのシューズにも履き慣らす上で「伸び」というものを考慮しなければなりません。
クライミングシューズはどんなものも大なり小なり伸びてその人の足にフィットしていくという特徴があります。
はじめてのシューズを購入する場合はその伸び率は当然判りませんので、購入するお店のスタッフさん
もしくは経験者の方等の意見を参考にする事になりますが、大抵は緩めのサイズを選んでしまいがちです。
特に上述したようにスリッパタイプはそうした点でどうしてもサイズ選びが難しくなりますので、調整が出来るタイプから選択した方が無難と言えるかもしれませんね。
また、クライミングシューズを選ぶ際には極力試着はするようにしましょう。昨今はネットからであれば誰でも簡単に購入出来る様になりましたが、クライミングシューズは同じサイズ表記でもモデルによって実際のサイズ感が異なる事が普通にありえます。
目安となるサイズ換算表などもあったりしますが実際のサイズとは限りませんし、自分の足に合ったシューズなのかどうかはやはり履いてみるのが一番です。

Ever Free Climbing Gymでは店頭でも幾つかシューズを取り扱いしております、種類やサイズ選びに不安がある方は
スタッフへご相談頂ければ様々な視点から最適なシューズ選びについてアドバイスを差し上げる事が出来ますのでお悩みの方はお気軽にどうぞ。

次回は形状や足型からの選び方について纏めたいと思います。

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